獣医師国家試験も早十数年前
こんにちは、放浪獣医師のハチです。
今年の獣医師国家試験まで早2か月ちょい。
少し情報としては遅めかもしれませんが私獣医師国家試験の体験と対策を書いてみます。
試験勉強の開始は前年の獣医師国家試験終了後から始まる
勉強を実際に始めたのは10月くらい、卒論がまとまってからでした。
しかし国家試験勉強の開始は前年の国家試験が終わった後から始まりました。
そう、試験勉強のために先輩方が使っていた勉強資料を譲り受けるための根回しをしていました。もちろん合否がわからない繊細な時期ですからあまり積極的には動けませんでしたが。
そして直接国家試験勉強と関係ありませんが卒業論文のための実験結果まとめを計画的にやっていました。
実際ハチ自身は9月くらいには卒論を8月くらいまでには卒論をまとめ終わり同学年の中では比較的早く卒論戦争から離脱できていたかと思います。
逆に遅い人だと11月終盤近くまで卒論まとめに四苦八苦していましたね。
時間的な余裕は精神的な余裕にもつながるので時間はあるに越したことはないですよね。
いよいよ国家試験勉強開始
まずハチがしたことは5年以上前の過去問を1度解いてみる、です。
その理由として
- どんな問題の出し方なのか
- 現時点でどれくらい点数がとれるのか
- 苦手な項目はどこなのか
を把握するためです。
なんで5年以上前の過去問かというと直近の過去問はもう少し試験直前に行い実力試験として使用するためです。
最初は確か3~4割しか点数取れなかったかと思いますが、出題点を把握したので5割点数をとれるまで1月もかからなかったかと記憶しています。
次に行ったのは勉強項目を分類することです。
つまり、暗記系、理論系に分けました。
さらに暗記系は単語帳にまとめるか、図表にまとめるか、まとめず教科書にチェックを入れておくだけにするかに分けました。
暗記系は集中的に勉強する時間を最初は作りましたが、後半は理論系を勉強する間の時間に気分転換に単語帳をめくったりする程度でした。
理論系はある程度暗記がすんでからでないと理解がうまくいかない部分もありますので中盤以降に重点を置いてやりました。
そして勉強の進捗状況を確認するため2~4週間ごとに過去問を解く時間を作っていました。
ここら辺の時間配分調整は難関大学である獣医系大学に合格してらっしゃる皆さんであれば慣れたものなのではないでしょうか?
役立った勉強法
役立った勉強方法の1つをご紹介します。
その方法はスリーライン法です。
- 参考書をまずはゆっくり理解をしながら読み、重要だと思うところに赤ペンでアンダーラインを引く。
- 1回目の読み込みから2日以上3日以内ほどの時点である程度読み飛ばしながら、前回赤でアンダーラインを引いたところを中心に読み、重要だと思うところに青でアンダーラインを引く。
- 2回目の読み込みから1週間ほどの時点でさらにスピードを上げて読みながら赤と青のアンダーラインが重なったところを中心に読みながら、重要だと思うところに緑のアンダーラインを引く
- 単語帳を作るときや見直しはすべてのラインが重なったところから中心的にやっていく
ここで重要なのは復習における時間差です。うろ覚えなので詳細は省きますが忘却曲線と記憶の固定化を考えるとこのくらいのペースがいいようです。
またラインを引き始めると全部重要と感じてしまい全部が赤く染まりがちですが、複数回線引きすることによって自分にとってどこが重要なのかが浮き上がって見えてきます。
あとは健康管理をしっかりと
勉強が順調でも体調を崩しては元も子もありません。
勉強にかまけて食がおろそかになりがちかもしれません。食がおろそかだとせっかくの勉強が定着しませんし頭の回転が落ちてしまいます。
しっかりとバランスを考えて食事をとりましょう。
ハチ自身は料理が苦手だったのでそこは大学の生協に頼りきりでしたけどね。
ハチは試験に備えてのインフルエンザワクチン接種で1週間ほど微熱を出してしまいました。他の勉強仲間にうつしても一大事なので余裕をみて10日近く引きこもっていました。
インフルエンザワクチンを打つ予定がある人はできるだけ早めに予定を入れておいた方がいいかもしれません。
また、試験に際してホテルに宿泊する方はホテル内の乾燥に注意してください。
フロントで加湿器を貸し出してくれるところもありますが、簡易的な方法としてはお風呂にお湯をためて湿度を上げる方法をお勧めします。
まとめ
6年間歩んできた自分を信じて、そして健康管理に気を付けてラストスパート、そして国家試験を乗り越えてください。
そして酷かもしれませんが国家試験に合格したとしてもそれは獣医師としてやっとスタートラインに立ったに過ぎません。
そこからが自分の目指す獣医師になるための果てなき勉強の日々のスタートです。
より明確に自分の目標へと勉強していくので充実した日々でもありますけどね。
皆さんも終わりなき勉強沼に沈んでいきましょう。放浪獣医師のハチでした。
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