新型コロナ感染症の影響、ここまできたか!
放浪獣医師のハチです。
ようやくフィラリア予防や狂犬病予防接種などが一段落し少し診察にも余裕が出てくる頃になってきたかと思います。
飼い主さん方や動物たちには診察をお待ちいただく時間が長く、ストレスの多い時期だったかと思います。
タイトルの通りですが一部メーカーで注射針の不足が出ているようです。
注射針自体はなくなる心配はなさそうですがいつも使っている針が不足するとなると不安にはなってしまいますよね。
注射針が違うことでどんなことが起こる
針ってどれも同じでしょ、と思う方もいるかもしれませんが結構違うもんなんですよ。
いつもよりもお安めの針を使うことでどんな違いがあるか列記します。
- 刺さりやすさが違います。刺さりやすい針ですとそれだけ動物への痛みの影響は少ないように感じます。
- 注射器との接続が違う。注射器(シリンジ)とメーカーが異なることで接続が悪く薬品や、採血の際の吸引に影響が出るように感じます。
- 製品ごとの安定感が違う。上記のことにもつながりますが同じメーカーのものでもすべてが刺さりにくかったり接続が悪かったりというわけではありません。ただ、製品ごとにばらつきがありさっきのは問題なかったのに今回はいまいちということが多々あります。
まだありそうな気はしますがすぐに上がるのはこんな感じです。
普段ではあまり感じませんがやはりいい注射針(少し高めの針)はいい注射針だったんだなぁ、と改めて感じる今日この頃です。
まとめ
注射針は治療においてなくてはならないものです。
その注射針が不足するというのは正直かなり危機的な状況なのではと感じています。
世界的には新型コロナウイルスでの閉塞的な戦いは終わりに向かっているようですが、これからも共生しながらの長い戦いは続いていきます。
今後も薬や療法食等の手に入りにくい状況が出てくる可能性があります。
常備薬や療法食は余裕をもって購入しておくことをお勧めします。
皆様も体調管理に気を付けてこの戦いを乗り切りましょう。
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