今年の不調は今年のうちに、様子を見ずに動物病院にいきましょう

病気

年末年始にありがちな来院例

こんにちは、放浪獣医師のハチです。

ハチの勤め先の動物病院は年中無休で診察を行っているので年末年始に普段はほかの動物病院をかかりつけにしていらっしゃる飼い主さんが多く来院されます。

そういった飼い主さん方がおっしゃることの多くは

  • なんとなく1,2週間前から調子が悪そうだった
  • 忙しくて動物病院に連れてこれなかった
  • かかりつけの動物病院は休みでなんとか調べてきた
  • かかりつけの病院があるので検査はかかりつけでしたい

強くお伝えしたいのはかかりつけと認識している動物病院があるのであればかかりつけの診察期間をしっかりと把握していただき、期間内年内の受診をしておいてほしいということです。

その理由として

  • かかりつけであれば患者である動物の性格や病歴があるので診察や病状の把握がスムーズ
  • 緊張しやすい子だと来院だけでストレスになってしまう
  • 今までの検査履歴があるので検査も最小限で済む
  • 年末年始はかかりつけ外だと特別料金が別にかかることが多い

総合的に考えて、動物にとってもお財布にとってもかかりつけで受診していただいた方がいいと言えるでしょう。

年末年始の診察で起こる不利益としては

  • 年末年始は検査機関も休みに入ってしまうため検査結果が出るまでいつもより余計に時間がかかってしまう
  • 診察を行っている動物病院でも人数は絞っているため通常通りの診察対応はできない
  • 人数が少ないためたとえ手術が必要であったとしてもできない

ということもあります。

なんで年末年始は体調をくずす子たちが多いのか?

なんで年末年始に体調をくずす子たちが多いのか、ハチは毎年のように考えます。

おそらくの理由は

  • 気候の変動で体調をくずしやすい
  • 人の生活様式が変わるため動物の体調にも影響が
  • 在宅時間が増えることにより動物といる時間が増えて異変に気付きやすい
  • 普段食べないようなものをもらう機会が多い

といったことがあげられるかと考えています。

それでも年末年始にかかりつけ以外の動物病院に行かなければいけない時は?

かかりつけ以外の動物病院に行くときには次にあげるものを持っていきましょう

  • 今までの病歴がわかるようなもの
  • 今までの血液検査結果
  • 今飲んでいる内服薬
  • かかりつけでもらっている領収書

病歴などはしっかり把握されている飼い主さんもいらっしゃいますが、どうしても専門用語などがうろ覚えになりがちで正確には伝わらない場合もあります。

なにより飼い主さん自身もかかりつけ外の動物病院ですと緊張してしまいうまく伝えられないということも考えられます。

動物病院通院セットを作るのがおすすめ

もしもの予定外の診察の時も慌てずに動物病院に行けるように動物病院通院セットを作ることを放浪獣医師であるハチはお勧めしています。

用意するものは簡単です。

  • 100円均一などで売っているクリアファイル

以上です。リストを作ろうと思いましたがこれだけでした。

後は時系列順に血液検査結果や動物病院にかかった領収書を入れておくだけです。

何も考えずに時系列順に入れていくだけなので手間もいらないかと思います。

まとめ

年末年始は予定外のことが起こる可能性がありますので、大切なご家族である動物たちに少しでも不安なことがあるようであれば年内、できるだけ早めの診察をお勧めします。

年内の不安要素は年内のうちに解消しておきましょう。放浪獣医師のハチでした。

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